たかゆう日記

本が好きです。読んだ本を中心に、映画・マンガ・テレビなどについても言及できればと思います。

【織田信長】おすすめ本7選!魅力あふれる破天荒さにシビれる

戦国武将でいったら、圧倒的に織田信長にあこがれます。とにかくカッコいい!

理想を追い求め、早すぎた改革は軋轢を生みました。それは「本能寺の変」が起こる流れにもなるのでしょう。けれど天下統一直前で命を落としたことで、信長の魅力は輝きを増しました。

奇想天外な夢追い人、残酷な冷徹者。イメージも尖っていて、それゆえに関連本も多い。

これまで読んだ信長本を以下の3つに分けて紹介していきたいと思います。

  • 王道編…定番ものの信長小説
  • 斬新な視点編…そんな視点があったのか!?と思える設定の本
  • 史実に迫る編…歴史資料からたどる本

【王道編】織田信長おすすめ小説・おすすめ本

『織田信長』山岡荘八 全5巻

小説として信長を読んだのはやはりこちらから。とにかくページを繰る手が止まらなくて5巻の長さを感じさせません。会話が多いのでテンポがいい。おもしろかったです。

信長はうつけ者と言われて、規格外の発想で戦国の世を躍動していきます。そして山岡荘八が描く信長は平和主義者でもある。自身が天下を取ることで、戦の世を終わらせようという志を持っています。カッコいい信長がここにいます。

そして各巻で魅力的な人物が登場します。1巻は斉藤道三と妻の阿濃、2巻は秀吉、3巻は明智光秀、4巻は浅井長政、武田信玄。そして5巻は明智光秀に再びスポットが当たり、本能寺の変へといたります。

『国盗り物語』司馬遼太郎 全4巻

司馬遼太郎原作、さらには大河ドラマにもなったことがあります。

前半は斎藤道三が主人公であり、後半に信長が登場する構成。当初は信長まで描く予定はなかったそうで、好評だったからでしょう。

それだけに、斎藤道三がめちゃくちゃ魅力的に描かれています! 貧しい油売りから立身出世。美濃国の国盗りへと乗り出します。女性にはモテるわ、成りあがるための策は当たるわ。とにかく痺れます。ちょっと後半の信長が霞むくらいでした。

そして、道三、信長、さらには明智光秀、この三者の物語でもあるんですね。道三は、信長と光秀に戦国で生き抜く術を教えました。

さらに信長の妻である濃姫は、道三と小見の方の娘。小見の方の甥である光秀と、濃姫は血縁関係にあります。

道三の意志を受け継ぐ信長と光秀、この2人の対決だったというわけです。

【斬新な視点編】織田信長おすすめ小説・おすすめ本

『安土往還記』辻邦生

かなり異色な小説。1人のキリシタン宣教師から見た信長像を追っているんですね。

この設定によって、まるでその場にいて信長に接しているような気になってきます。絶妙な距離感なんですよね。信長がどのような人物なのか、宣教師は掴みかねていて、一緒に探っていく作業のようでもあります。

実際、著者は歴史史料から信長像をたどっているそうで、そのあたりも史実を重視しています。

信長像も新鮮でした! 宣教師に分からないことを素直に質問していて、当時の日本人には理解できない考えをしていたことも分かります。

同時代にいるかのような不思議な感覚を味わえます。おすすめです!

『信長の棺』加藤廣 上下巻

こちらは信長の家臣・太田牛一が主人公。牛一は『信長公記』を記した人物でもあります。

生前、牛一は信長から謎の木箱を渡されていたんですね。牛一が「本能寺の変」の謎を追っていく構成となります。中だるみが激しいのですが、ミステリー要素があるので、最後まで気になって読み進めてしまいました。

『織田信長』坂口安吾

信長と坂口安吾、このコラボはすばらしいです。

信長を「半キチガイの荒れ武者」と評するなど、登場人物はかなりキャラが立っています。松永久秀は「蛇とも妖怪ともつかないような冷酷無慙なジイサン」ですからね。

ボリュームも少ないので気軽に読めます! 桶狭間で終わっているので続きが読みたかったです…。

【史実に迫る編】織田信長おすすめ小説・おすすめ本

『現代語訳 信長公記』太田牛一

信長の旧臣・太田牛一が執筆しています。織田信長を語るには外せない一級史料ですね。

有名なエピソードや合戦は読んでいるだけでテンションが上がります。さらに細々としたエピソードが挟み込まれるのも魅力的で、作家・太田牛一の記録者としてのこだわりを感じます。教科書には載らない話。

市井で起こったゴシップ事件や、信長の趣味である相撲、蹴鞠、能のシーンなどは、信長が活き活きと描かれています。現代語訳になっているので読みやすい!

『本能寺の変 431年目の真実』明智憲三郎

「本能寺の変」の首謀者は家康だったとして、かなり注目されました。

序盤はワクワクしました! まずは、明智光秀が本能寺の変を前に詠んだ句を解読していきます。

「時は今あめが下しる五月かな」

解釈としては「土岐氏である自分が天下を治めるべき季節の5月になった」と信長への謀反の意が込められたとされているんですね。

だが、著者は『惟任退治記』によるまやかしだとします。『惟任退治記』は本能寺の変の4ヶ月後、羽柴秀吉が大村由己に書かせた、本能寺の変の事件報告書。

この句はただの季節を詠んだだけだと複数の資料から明らかにしていきます。

ちょっと後半はご都合主義が強い気がしたのですが、実際の歴史資料からたどっていく作業は、エキサイティングです。

やっぱり信長、カッコいい

ほかに『反逆』遠藤周作、『日本史』ルイス・フロイス、『信長』秋山駿、『火天の城』山本兼一などもあり。とにかくキャラが立っているので、どの本でも信長は魅力的に描かれていますね。マンガ編も機会があればまとめていきます!